私たちは2年以上にわたり、ドアの向こうに隠れ、マスクとコンピューターの画面に隔てられた孤立状態から抜け出しつつあります。
スクリーンに釘付けになることを学びましたが、愛する人や同僚の匂いを嗅ぎ、味わい、触れ、音を聞き、
生で見るという経験や当たり前の習慣は失いました。
最近、ある友人と話をしました。実際にテーブルを挟んで、向き合って話をしていたのですが、
彼女は分かりやすい、そして興味深い意見を言いました。
「平らで厚みのない宇宙で恋はできない。愛には体が必要なのよ!」
カバリストは、神が考えることによって世界を創造したと言いますが、それはちょっとドライな感じですね!
創造性には欲望(desire)、炎、憧れ、手を伸ばすこと、そして抱きしめることが含まれています。
愛する相手を感じ取る想像力なくして、愛はあり得ません。
実は、英訳される時に間違って「考える (think) 」と訳されたヘブライ語は「marshavah」といい、
本当は「編む」という意味なのです。
これは私たちが考えているのとは全く別の種類の思考、
つまり「体現することによる思考(embodied thinking)」なのです。
愛するために、私たちは「織る」ことを学ばなければなりません。
上と下、左と右だけでなく、前後左右、そして五感をフルに使って織り合わせる必要があります。
もし、私たちがそびえ立つ物理的な、または感情的な壁の後ろで動けなくなっている場合、これは本当に難しいことです。
自分が選んだ、または選ばざるを得なかった沈黙の時代から、今、私たちは幸いにも立ち去ろうとしています。
スクリーン越しの私たちの生活は、私たちの虚偽の触れ合いを覆い隠すベールのようです。
拡大したデジタルの世界は、私たちの生活や愛が物理的に狭い制限の中に閉じ込めます。
私たちはコミュニケーションの革新的なメタバースに入っているかもしれませんが、
それはまるで幽霊のようで、感覚的につながっていることの喜びを欠いています。
Wild at Heart 1, by Ken Kendrick
私たちはもう一度、生身の血の通った世界を創造し、3Dデジタルの中で想像し、ずっと求めていた互いにハグをして、
しっかりと抱きしめ合う、そんな私たちが切望する愛の権利を取り戻さなければなりません。
3Dの世界(3次元の現実)で愛を育みましょう!
本物の世界に飛び出して、見て、聞いて、匂いを嗅いで、味わって、触れましょう。それが私たちが本当の愛へと戻る道です。
Happy Valentine’s day
【エクササイズ】
カップ・ザ・チーク(Cup the Cheek)
〜 頬に手を添えて 〜
ゆっくりと3回息を吐きます。
3から1まで数えて、数字の1が高くそびえ立ち、はっきりと明るく輝いているのを見ます。
手を伸ばして、他の誰かの頬に触れましょう。
あなたの手が相手の頬の輪郭をどのように受け入れるのかを感じてください。
あなたの感情は、どのように変化しますか?
息を吐きます。手を離しましょう。
息を吐きます。
もし問題があったなら、もう一度、相手の頬に手を伸ばして触れてみましょう。
今回は、触れる前に、まず触れてもいいか許可を求めましょう。
許可を得たら、相手の頬に沿って手をカップのように丸くして触れましょう。
どんな違いがありますか?
息を吐きます。手を元に戻しましょう。
どんな変化がありましたか?
息を吐いて、目を開けましょう。
※ このエクササイズの著作権はThe School of Imagesにあります。
紹介されたエクササイズを使って、許可なく他者へワークすることは禁止されています。